白糠って

 目の中に君が居た

 悲しそうな笑顔の横顔で

 誰かは解らない、見知らぬ君

 目の中に幽かに存在する

 目の前には君が居た

 微笑みながら何を拒み

 道を行けば何も無い

 君のまなざしは社会を拒む

 目を閉じると君が在る

 その顔に笑顔は無い

 そこに佇む君は誰なんだ

 「君は僕を通り過ぎてもっと先を見つめているね」

 「何も見えていないかもしれない・・・・僕も君も」