物語るようにかき乱して

 休みです。俺、休みなんでっす!そんな宣言はさておき、母のおつかいで近くの大型スーパーへ買い物に出かけたところ、中学の同級生に会いました。ここで少し関係ない話しをすると僕は中学時代にいじめられていました。まあ、クラス中に無視され続けただけですけど。その中心にいた女に会ったんですよ。会ったというか働いてました、棚卸しをしてました。普段の僕なら話しかけないで、そのままスルーするんですけど、何を思ったか話しかけたんですねェ・・・・・・・「よお、久しぶり・・・・・、あれ?Tだよな?覚えてる?中学で同じクラスだったMKだけど・・・・・。」T「え?・・・・・MK?全然覚えてない・・・・。」俺「そーか、覚えてないか・・・・・。俺たちのクラスで、教科書が盗まれる事件があったよな?そのときにたまたま腹痛で体育を休んでた俺を真っ先に犯人扱いしたことを忘れたんだ・・・・。そのおかげでクラス全員から泥棒扱いされたんだけど、結局は盗まれたと思っていた教科書を忘れてきたから、それを隠すために俺を利用したんだよな?優等生だったTが忘れ物したりしたら評価下がるもんなァ?」T「え?私そんなことしてないよ!誰かと勘違いしてるんじゃない?!」俺「勘違い?じゃあTさ、友達にAっていただろ?仲良かったよな?」T「あっ!いるけど・・・・・。」
俺「Aがそんときに付き合ってた○中のYって俺の小さい頃からの友人でね、その筋から聞いた話しだから、信憑性はかなり高いと思うんだけど・・・・。これでも覚えてない?」
T「・・・・・・・」俺「ふーん、無視かい?やることは昔から変わってないね、まあいいさ。君が俺にしたことは絶対に忘れてやらないけど、別に今更君に何かするわけでもないから安心して。でもちょくちょくこの店にも顔をださせてもらうからヨロシクね。」
T「あ・・・・・、うん・・・・・。」俺「そーだ店員さん、ゴミ袋ってどこですか?」
 とまあ、こんな感じで話しを終了したんですけど、勘違いしないで欲しいのは別に彼女に恨みを晴らそうなんてこれっぽちも思ってないです。ただ、最初はからかい半分でやってたのが話しの途中で当時を思い出してだんだん腹が立ってきたのは事実です。

 彼女の心が少しでもかき乱れていることを・・・・・。