まだ、俺は腐ってはいない

 先日、というか日曜日に出張で札幌へ行ってきました。そこで、まあ俗に言う「帰宅ラッシュ」につかまりまして、人混みがこの世で3番目に嫌いな僕にとってはかなりの精神的苦痛を強いられたわけでして、なおかつこんな事がありました。

 最初の頃は凄まじく電車の中が混んでいて身動きが取れなかったんですが、2駅ほど超えたあたりから、ある程度の動ける程に空いてきたんですよ。そして3駅目で1人の女子高生が乗ってきて、入り口前に立っていた僕の前に丁度立つ状態になった訳ですよ。まあ、その女子高生が黒○芽○程の(あんまり、いないと思うが)容姿なら良かったんですが、残念ながらユ○・○ナ+能面=、な感じのお嬢さんでして、ご丁寧に携帯電話でお話しながら乗車してきたのです。どうしてなんでしょうか?最近の(まるで俺が、最近の若者じゃないみたいだな)若い者は声のボリュームが壊れてるかの様なトーンで話しをしますね、しかも声がやたら高い。例えるならお笑いコンビ・アメリカザリガニのつっこみ役バリのハイ・トーンですよ。

 声の高さはしょうがないとして、声のトーンも、まあ、百歩譲って勘弁しましょう。しかし、何が許せないかと言えば、この子はやたら動きやがるのですよ!なんていうんでしょうか、カーレースゲームなんかやってると体が動く人いるじゃないですか、それの電話版をあの狭い空間でやりやがるのですよ!

 どうやら、彼氏と話してる様子で、凄まじく不愉快な会話をしてまして、例を挙げれば「えー!やだやだ!絶対にケーキ食べちゃだめだめだからねェー!きゃははは!!!!」とまあ、この会話の全てに動きがつくわけでして、更にその娘は手提げカバンをリュック風に背負っていて、そのカバンについている沢山のキーホルダー達が周りの乗客(僕を含む)に彼女が動くたび、バシバシ当ってたんですよ。1番酷かったのが、「やだやだァー!」で彼女が体を左右に振ると僕の首にキーホルダーという鈍器がクリーンヒットしたときです。

 普段ですと、「ちっ!痛てーな・・・。」と小声で抗議する程度なんですが、そのときはかなりの人混みで僕自身かなり不機嫌でした、んでつい言っちゃました、ぽん、と彼女の肩を叩き「お嬢ちゃん、あのな、あなたが動くたびにな、このクソセンスなキーホルダーどもが周りの人たちに当たってるんだよね、あと声でか過ぎ。電話で話すのは良いけどちゃんと周りの事考えて、静かに微動だにしないで携帯で話して。ね?」
と、言ってあげたら彼女は静かになりましたけど、小声で「なにあいつ!え?今ね、なんかね、メガネのマニアっぽい奴がミキになんか言いがかりつけてきたの!ちょーキモいんだけど・・・・。」その一言で更に怒りが増しましたけど、これ以上言うと注意じゃなく、ただの罵倒になってしまうので何も言いませんでしたが、彼女が下車するまで僕の100%笑顔でずっと見つめてあげました。

 慣れない事をしたせいか、目の血管が切れてました。確かにキモい・・・・。